動物用抗菌剤の基礎と応用。 薬剤耐性菌に関する研究調査、 知識及び技術の普及を目指して。

  • 文字サイズの変更
  • 小
  • 中
  • 大


トピックス

おしらせ一覧

2024年度 動物用抗菌剤研究会 第50回シンポジウム開催のお知らせ

2024年度 動物用抗菌剤研究会 第50回シンポジウムが下記の通り開催されます。  
  • 日時:令和 6 年 4 月 20 日(土) 10:00-17:00
  • 場所:日本獣医生命科学大学 C 棟 501 講義室
  • 会費3000円 学生無料
 
  1. 10:00-10:30 2024年度定期総会
  2. 10:45-12:00 特別講演 「動物用抗菌剤研究会の温故知新-半世紀の歴史と今後の期待-」田村豊 (酪農学園大学)
  3. 13:00-14:30 シンポジウムⅠ テーマ 「 AMR アクションプラン 2023 (仮題)」
  4. 16:30-17: 10 シンポジウムⅡ テーマ:「新規に開発 、効能追加された動物用抗菌性物質製剤」
  5. 17:1 0 閉会
詳細

【情報共有】酪農学園大学 田村 豊 名誉教授と臼井 優 教授が日本獣医学会学術集会において受賞されました

2023.10.23|全件表示, おしらせ

2023年9月5日(火)~8日(金)に開催された第166回日本獣医学会学術集会において、酪農学園大学 田村 豊名誉教授 (本研究会前理事長)が越智賞、同大学 臼井 優 教授(本研究会理事)が日本獣医学会賞を受賞しました。越智賞は獣医学の学術研究あるいは教育の振興に顕著な功績をおさめた研究者へ、また、日本獣医学会賞は獣医学の領域において顕著な研究業績をあげた研究者へ授与される学術表彰です。田村先生は「動物に由来する薬剤耐性菌の制御に関する研究」、臼井先生は「生態系における薬剤耐性菌/耐性遺伝子の伝播に関する研究」と両先生の受賞内容は薬剤耐性菌に関する内容でした。これまで本研究会の学術集会では演者や座長を数多く務め、多くの研究会員の皆様にもなじみのある先生方です。益々の両先生のご活躍を祈念するとともに、本研究会をこれからもけん引していただけるものと期待しています。                                      写真は『田村名誉教授と臼井優教授の酪農学園大学獣医学群主催の祝賀会』『賞状とメダル』


【情報共有】「動物分野AMRセンター」が設立されました。

2023.10.10|全件表示, おしらせ
令和5年10月1日より、動物医薬品検査所 検査第二部「安全性検査第1領域」の名称が、「動物分野AMRセンター」(英名:Veterinary AMR Center)へと変更されました。 https://www.maff.go.jp/nval/yakuzai/yakuzai_p1.html

これまでも動物分野の薬剤耐性における基幹検査機関として、動物医薬品検査所検査第二部「安全性検査第1領域」は、動物由来薬剤耐性菌モニタリング(JVARM)による動向調査等の充実・強化等に動物分野の取組を中心となって取り組んできましたが、名称変更により、国内外でのプレゼンスを高め、動物分野のAMRに関する各種取組をより一層推進して参ります。

詳細はこちら


AMRアライアンス・ジャパン(日本医療政策機構)様よりセミナー「小動物臨床現場での感染症とその未来を考える―薬剤耐性の現状と対策・伴侶動物と新興感染症―」のお知らせ

2022.12.01|おしらせ
12月9日(金)19時より第109回HGPIセミナー「小動物臨床現場での感染症とその未来を考える―薬剤耐性の現状と対策・伴侶動物と新興感染症―」と題してオンラインセミナーを開催いたします。 近年、国内外を問わず薬剤耐性(AMR)・ワンヘルスに対する議論が進んでおります。 そこで今回はヒトに最も身近な動物であるペットに焦点を当てることで、 市民の立場から薬剤耐性とワンヘルスについて皆さまと改めて考える機会を設けました。 ぜひ皆さまの周りでご関心のお持ちの方にもご転送くださいませ。 詳細を下記の通りご案内申し上げます。 ————————— 会合名:第109回HGPIセミナー「小動物臨床現場での感染症とその未来を考える―薬剤耐性の現状と対策・伴侶動物と新興感染症―」 日時:12月9日(金)19時から20時15分 形式:Zoomウェビナー ご登壇者:村田 佳輝 氏 (むらた動物病院 院長/東京農工大学 農学部附属未来疫学研究センター 客員教授/獣医臨床感染症研究会 会長) 詳細:https://hgpi.org/events/hs109.html 趣旨:今回のHGPIセミナーでは村田 佳輝 氏をお迎えし、ヒトにとって最も身近な動物であるペットに焦点を当てながらAMR対策、ヒト分野を含む他分野との関わりや今後の展望についてご講演いただきます。村田氏は獣医師として日々の臨床業務に加えて、獣医臨床感染症研究会会長としてペットにおけるAMRの実態調査の実施や、獣医師向けとしては初となる抗菌薬使用の手引書である「愛玩動物における抗菌薬の慎重使用の手引き―2020―」の作成を行うなど、日本におけるペットのAMR対策を牽引されています。 これまでのご経験をお話いただき、AMRを地球規模の問題として捉え直しながらも、それぞれが身近な問題としてみんなで薬剤耐性菌を防ぐためのワンヘルス・アプローチに基づくアクションについても改めて考える機会としたいと思います。 ご登録はこちらから:https://us06web.zoom.us/webinar/register/1216697050445/WN_6Ub9kEJ_TtiGgq3Gy-ilRg —————————

EUにおける新規動物薬規制と輸入畜産物に関する規制の導入

2021.12.06|おしらせ
 EUでは新規の動物薬規制2019/6を採択し、2022年1月末より適用を開始することになっています。この新規規制は動物薬の法的枠組みを刷新し、動物薬の技術革新の促進や入手性の向上、さらには薬剤耐性(AMR)への取り組み強化などを目的に、従前の法規から大幅な改定が行われます。とりわけ、抗菌性医薬品の製造販売承認の拒否事項、使用規制、並びにEUに輸入される動物由来製品への規制について大きな注目を集めています。具体的には以下の規定が盛り込まれています。
  • 承認については、成長促進目的の抗菌剤の承認、耐性リスクの高い抗菌剤や人用抗菌剤として使用制限のある抗菌剤の承認の禁止(37条)、
  • 使用については、抗菌剤の恒常的使用、不適切な飼養管理を補完する使用、成長促進目的の使用、予防目的の使用(一部例外を除く)の禁止(106条)、
  • EUに輸入される動物由来食品についても、その生産過程での抗菌性成長促進剤の使用、EU内で人体用に使用制限される抗菌剤の使用禁止(107条)
 上記の通り動物用抗菌剤の使用については、他国や国際的な動きよりも先行して厳しい規制が導入されることになりますが、人体用抗菌剤として使用が制限され、動物への承認や使用の制限を受ける抗菌剤、成長促進剤として規制を受ける抗菌剤のリストについてはこれから公開されることになっています。いずれにしても、これらの規制はEU圏内の抗菌剤の使用にとどまらず、EUへの輸出を予定する諸外国での家畜の生産段階への抗菌剤使用にも影響することとなり、その影響は世界各国に及ぶことから、世界的に大きな関心を集め、各国が当該規制導入について意見を述べている状況にあります。 引用:
  1. EUの新たな動物用医薬品規制に係る事業者説明会(令和3年11月2日)農林水産省 https://www.maff.go.jp/j/shokusan/export/attach/pdf/eu_amr-1.pdf
  2. 農林水産省:EUの新たな動物用医薬品規則への対応 https://www.maff.go.jp/j/shokusan/export/eu_amr.html
  1. EUにおける動物用医薬品規制 https://www.ema.europa.eu/en/veterinary-regulatory/overview/veterinary-medicines-regulation
  文責:福本一夫(エランコジャパン株式会社開発薬事部)

薬剤耐性対策推進月間(11月)について

2021.11.15|おしらせ
薬剤耐性菌による感染症の世界的な増加が懸念される中、我が国では、平成28年4月に「薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン」(以下「アクションプラン」という。)を策定し、人と動物などの関連分野が連携して対策を推進しています。アクションプランに基づき、毎年11月を「薬剤耐性対策推進月間」(以下「推進月間」という。)に位置付け、推進月間を中心に薬剤耐性に関する知識や理解を深めるための国民的な運動が展開されています。 https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/infection/activities/amr.html 推進月間には、関係各省庁が様々な取組を実施していますが、農林水産省では、愛玩動物分野では、飼い主の方向けに農林水産省公式Twitter(http://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/yakuzi/amr3pets.html)で情報発信を行うとともに薬剤耐性普及啓発イベントが開催されます。(https://onehealth-sympo2021.tsukurusu.com/)。イベントでは動物分野のみならず、医療分野や環境分野の取組事例の発表も予定されており、オンライン開催で、事前登録により参加が可能ですので、積極的な参加を検討ください。また、農林水産省では、今年度から抗菌剤に頼らない養豚生産の取組を紹介した優良事例動画や愛玩動物の飼い主向けのアニメーション動画を公開されています。 ◆抗菌剤に頼らない養豚生産の取組(優良事例動画) ※下記URLをクリック、又は二次元コードを読み取ってください。 http://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/yakuzi/youtonamr.html ◆愛玩動物(ペット)に使用する抗菌性物質について ※下記URLをクリック、又は二次元コードを読み取ってください。 http://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/yakuzi/amr3pets.html 是非、これらの動画をご覧頂くともに、本月間中の普及啓発活動に取組みの推進をよろしくお願い致します。 文責者:川西路子(農林水産省消費・安全局畜水産安全管理課課長補佐)

TOPへ