第12号 1991年(平成3年)
2024.03.11|会報
家畜抗菌剤研究会報 第12号
特集:最近開発されたセフェム系及びマクロライド系抗生物質の基礎を応用面 はじめに—高橋勇
- アセチルイソバレリルタイロシン—奥山大策
- 総合討論
2023年9月5日(火)~8日(金)に開催された第166回日本獣医学会学術集会において、酪農学園大学 田村 豊名誉教授 (本研究会前理事長)が越智賞、同大学 臼井 優 教授(本研究会理事)が日本獣医学会賞を受賞しました。越智賞は獣医学の学術研究あるいは教育の振興に顕著な功績をおさめた研究者へ、また、日本獣医学会賞は獣医学の領域において顕著な研究業績をあげた研究者へ授与される学術表彰です。田村先生は「動物に由来する薬剤耐性菌の制御に関する研究」、臼井先生は「生態系における薬剤耐性菌/耐性遺伝子の伝播に関する研究」と両先生の受賞内容は薬剤耐性菌に関する内容でした。これまで本研究会の学術集会では演者や座長を数多く務め、多くの研究会員の皆様にもなじみのある先生方です。益々の両先生のご活躍を祈念するとともに、本研究会をこれからもけん引していただけるものと期待しています。 写真は『田村名誉教授と臼井優教授の酪農学園大学獣医学群主催の祝賀会』『賞状とメダル』
これまでも動物分野の薬剤耐性における基幹検査機関として、動物医薬品検査所検査第二部「安全性検査第1領域」は、動物由来薬剤耐性菌モニタリング(JVARM)による動向調査等の充実・強化等に動物分野の取組を中心となって取り組んできましたが、名称変更により、国内外でのプレゼンスを高め、動物分野のAMRに関する各種取組をより一層推進して参ります。