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EUにおける新規動物薬規制と輸入畜産物に関する規制の導入
2021.12.06|おしらせ
EUでは新規の動物薬規制2019/6を採択し、2022年1月末より適用を開始することになっています。この新規規制は動物薬の法的枠組みを刷新し、動物薬の技術革新の促進や入手性の向上、さらには薬剤耐性(AMR)への取り組み強化などを目的に、従前の法規から大幅な改定が行われます。とりわけ、抗菌性医薬品の製造販売承認の拒否事項、使用規制、並びにEUに輸入される動物由来製品への規制について大きな注目を集めています。具体的には以下の規定が盛り込まれています。
- 承認については、成長促進目的の抗菌剤の承認、耐性リスクの高い抗菌剤や人用抗菌剤として使用制限のある抗菌剤の承認の禁止(37条)、
- 使用については、抗菌剤の恒常的使用、不適切な飼養管理を補完する使用、成長促進目的の使用、予防目的の使用(一部例外を除く)の禁止(106条)、
- EUに輸入される動物由来食品についても、その生産過程での抗菌性成長促進剤の使用、EU内で人体用に使用制限される抗菌剤の使用禁止(107条)
- EUの新たな動物用医薬品規制に係る事業者説明会(令和3年11月2日)農林水産省 https://www.maff.go.jp/j/shokusan/export/attach/pdf/eu_amr-1.pdf
- 農林水産省:EUの新たな動物用医薬品規則への対応 https://www.maff.go.jp/j/shokusan/export/eu_amr.html
- EUにおける動物用医薬品規制 https://www.ema.europa.eu/en/veterinary-regulatory/overview/veterinary-medicines-regulation
薬剤耐性対策推進月間(11月)について
2021.11.15|おしらせ
薬剤耐性菌による感染症の世界的な増加が懸念される中、我が国では、平成28年4月に「薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン」(以下「アクションプラン」という。)を策定し、人と動物などの関連分野が連携して対策を推進しています。アクションプランに基づき、毎年11月を「薬剤耐性対策推進月間」(以下「推進月間」という。)に位置付け、推進月間を中心に薬剤耐性に関する知識や理解を深めるための国民的な運動が展開されています。
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/infection/activities/amr.html
推進月間には、関係各省庁が様々な取組を実施していますが、農林水産省では、愛玩動物分野では、飼い主の方向けに農林水産省公式Twitter(http://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/yakuzi/amr3pets.html)で情報発信を行うとともに薬剤耐性普及啓発イベントが開催されます。(https://onehealth-sympo2021.tsukurusu.com/)。イベントでは動物分野のみならず、医療分野や環境分野の取組事例の発表も予定されており、オンライン開催で、事前登録により参加が可能ですので、積極的な参加を検討ください。また、農林水産省では、今年度から抗菌剤に頼らない養豚生産の取組を紹介した優良事例動画や愛玩動物の飼い主向けのアニメーション動画を公開されています。
◆抗菌剤に頼らない養豚生産の取組(優良事例動画)
※下記URLをクリック、又は二次元コードを読み取ってください。
http://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/yakuzi/youtonamr.html


第14回 日本医師会・日本獣医師会による連携シンポジウム
2021.11.15|シンポジウム
今般、新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、医療危機、社会経済的な危機が生じていますが、人と動物の共通感染症であることから、人と動物等の保健衛生の一体的な推進(“One Health”アプローチ)の必要性に社会的な関心が高まっています。
薬剤耐性(AMR)対策も、“One Health“アプローチに基づき、医療、産業動物診療、小動物診療、農業生産、水産養殖、食品安全等広範な分野で相互に情報提供を行いつつ、それぞれの分野で有効な対策を講じていくことが不可欠です。
本連携シンポジウムは、薬剤耐性(AMR)対策アクションプランの取組みと今後の課題について検討した上で、医療・獣医療等の現場の他、環境分野における薬剤耐性(AMR)対策の実践事例や研究的な取組について紹介を行い、ヒト・動物・環境における薬剤耐性(AMR)対策の一層効果的な推進に資することを目的として開催します。
開催日時 | 令和3年11月30日(火) 13:00~17:00(予定) |
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開催形式 | Webによる開催(リアルタイム配信及び動画配信) |
参加費 | 無料 |
シンポジウムのお申し込み | 下記URLをクリック、又は二次元コードを読み取ってください。
◆URL
https://onehealth-sympo2021.tsukurusu.com/
◆二次元コード
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【4月7日参加方法追加】動物用抗菌剤研究会 第47回シンポジウム開催のお知らせ
2021.03.12|シンポジウム
動物用抗菌剤研究会 第47回シンポジウムが下記の通り開催されます。
1.日時:2021年4月24日(土)10:00~17:30
2.方法:リモート開催
3.プログラム
10:00~10:30 | 2021年度定期総会 |
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10:45~12:00 | 特別講演:抗微生物薬適正使用の手引き作成の背景とその解説 宮入 烈(国立研究開発法人国立生育医療研究センター) |
12:00~13:00 | <休憩> |
13:00~14:40 | シンポジウムⅠ環境における薬剤耐性菌の現状と人の健康への影響 1.医療排水中における抗菌薬及び耐性菌の存在と高度処理技術の開発 東 剛志(大阪薬科大学大学院薬学研究科) 2.市販野菜・果物由来の薬剤耐性菌の検出と解析 島本 整(広島大学大学院統合生命科学研究科) 3.環境における薬剤耐性菌の拡散におけるイエバエの役割 福田 昭(大阪健康安全基盤研究所) 4.野生動物に分布する薬剤耐性菌 浅井 鉄夫(岐阜大学) |
16:30~17:30 | シンポジウムⅡ 効能追加された動物用抗菌性物質製剤 1.マルボフロキサシン 森 俊介(Meiji Seika ファルマ(株)) 2.酒石酸タイロシン 福本一夫(エランコ(株)) 3.フロルフェニコール 鈴木正和(Meiji Seika ファルマ(株)) |
17:30 | 閉会 |
参加方法
動物用抗菌剤研究会第47回シンポジウムに参加ご希望の方は、以下のオンライン登録方法でご登録をお願いいたします。
1.オンライン参加登録は、[https://forms.gle/31ixeSKtUCNsRRGHA]より参加登録の手続きをお願いいたします(PCのほかに、スマートフォン、タブレットからもご利用いただけます。また本会HPからもご登録頂けます)。
2.必要事項をご入力の上、「送信」ボタンを押してください。
3.参加費(¥3,000)は下記要領で振り込み下さい。 なお、年会費と区別をするため、振込氏名の前に「47」を付けてお振り込み下さい。
振込先:三菱UFJ銀行 武蔵境支店
口座種別:普通
口座番号:4616305
口座名義:動物用抗菌剤研究会
4.参加費の振り込み確認後に、Webex MeetingsのWEB開催特設サイトのログインIDとパスワードを、登録したメールアドレス宛に「参加情報の入力を受け付けました」というタイトルで、メールを送信いたします。
5.ご登録ができないときは事務局(info@jantianim.org)までご連絡ください。
2019年度 動物用抗菌剤研究会 第46回シンポジウム開催のお知らせ
2019.03.11|シンポジウム
2019年度 動物用抗菌剤研究会 第46回シンポジウムが下記の通り開催されます。
1.日時:2019年4月20日(土)10:00~16:55
2.場所:日本獣医生命科学大学 C棟5F C-501講義室
3.プログラム
10:00~10:45 | 総会 |
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10:45~12:00 | 特別講演 座長 田村 豊(酪農学園大学) 人医療におけるアクションプランの進捗状況と抗菌剤適正使用の推進(仮題) 大曲 貴夫(国立国際医療研究センター病院) |
12:00~13:00 | <休憩> |
13:00~15:00 | シンポジウムⅠJVARM20周年を迎えて 座長 浅井鉄夫(岐阜大学)・川西路子(動物医薬品検査所) 1.JVARMの立ち上げについて 田村 豊(酪農学園大学) 2.JVARMとリスク管理措置:セファロスポリン剤使用中止からの変遷 浅井鉄夫(岐阜大学) 3.都道府県から見たJVARM-カンピロバクターの研究も含めて- 矢野小夜子(京都府農林水産技術センター) |
15:00~15:10 | <休憩> |
15:10~16:30 | 4.愛玩動物由来モニタリングの開始について 木島まゆみ(動物医薬品検査所 5.AMRアクションプランに基づくJVARMの強化、今後のJVARM 川西路子(動物医薬品検査所) |
16:30~16:40 | <休憩> |
16:40~17:10 | |
16:55 | 閉会 |
薬剤耐性ワンヘルス動向調査Webサイトが公開
2018.04.11|おしらせ
薬剤耐性ワンヘルス動向調査Webサイトが4月3日にオープンしました。
日本国内の各分野における、薬剤耐性菌・抗微生物薬使用量の現状及び動向の調査結果等の情報を公開しています。ぜひご覧ください。
薬剤耐性ワンヘルス動向調査Webサイト:https://amr-onehealth.ncgm.go.jp/ 2017年度 動物用抗菌剤研究会 第44回シンポジウムのお知らせ
2017.02.07|シンポジウム
2017年度 動物用抗菌剤研究会 第44回シンポジウムが下記の通り開催されます。
1.開催期日:2017年4月8日(土)10:00~17:10
2.場所:日本獣医生命科学大学 C棟動物医療センター5F C-501講義室
3.プログラム(※変更になる場合がございます)
10:00~10:45 | 動物用抗菌剤研究会 2017年度総会 |
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10:45~12:00 |
教育講演 「食用動物由来コリスチン耐性菌の疫学と食品媒介性健康影響評価(仮題)」 川西 路子(農林水産省動物医薬品検査所) |
12:00~13:00 | 休憩 |
13:00~16:00 | シンポジウム1:伴侶動物における尿路感染症の現状と治療戦略 座長:原田和記(鳥取大) |
13:00~13:15 | (1)犬と猫の尿路感染症診療マニュアル(仮題) 原田和記(鳥取大) |
13:15~13:45 |
(2)細菌性尿路感染症の診断・治療(仮題) 栗田吾郎(栗田動物病院) |
13:45~14:15 |
(3)真菌性尿路感染症の診断・治療(仮題) 村田佳輝(むらた動物病院) |
14:15~14:25 | 休憩 |
14:25~14:55 |
(4)前立腺炎の診断・治療(仮題) 下川孝子(山口大学共同獣医学部) |
14:55~15:25 |
(5)泌尿生殖器由来細菌・真菌の菌種および薬剤感受性(仮題) 露木勇三(サンリツセルコバ検査センター) |
15:30~16:00 | 総合討論 |
16:00~16:10 | 休憩 |
16:10~16:55 |
シンポジウム2:新効能動物用抗菌性物質製剤 座長:片岡 康(日獣大) |
16:10~16:25 |
(1)エンロフロキサシン(バイトリル ワンジェクト注射液) バイエル薬品(株) |
16:25~16:40 |
(2)ツラスロマイシン(ドラクシンC) ゾエティス・ジャパン(株) |
16:40~16:55 |
(3)セフチオフル(エクテーゼS) ゾエティス・ジャパン(株) |
16:55 | 閉会 |
四学会合同事業セミナー「One Healthから見た耐性菌の現状と課題」(動画)
2017.02.07|シンポジウム
平成28年8月28日(日曜日)に、動物用抗菌剤研究会および日本感染症学会、日本化学療法学会、日本環境感染学会、日本臨床微生物学会の合同事業セミナーが開催されました。
その様子を収めた動画「One Healthから見た耐性菌の現状と課題」が日本感染症学会のHPにて配信されております。
下記リンクよりご覧ください。
【動画「One Healthから見た耐性菌の現状と課題」を見る】 2016 年度 動物用抗菌剤研究会第 43 回シンポジウムのお知らせ
2016.03.24|シンポジウム
2016 年度 動物用抗菌剤研究会第 43 回シンポジウムが下記のとおり開催されます
1. 日時:2016 年 4 月 23 日(土)10:00~17:20
2. 場所:日本獣医生命科学大学 C 棟 5F C-501 講義室
3. プログラム
10:00~10:30 総会
▼10:30~12:30 特別講演
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座長 田村 豊(酪農大)
動物医療における抗菌剤の責任ある使用について
AGP(抗菌性成長促進剤)に対する EU 及び米国のアプローチの比較
Dr. Shabbir Simjee
Microbiologist, Elanco Animal Health, Eli Lilly England
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12:30~13:30 <休憩>
▼13:30~14:50
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シンポジウムⅠ 牛の乳房炎起因菌の薬剤感受性と治療戦略
座長 平山紀夫(動物用抗菌剤研究会副理事長)
1. 牛の乳房炎の疫学(仮題)
樋口豪紀(酪農学園大学)
2. 牛の乳房炎起因菌の微生物学特徴
片岡 康(日本獣医生命科学大学)
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14:50~15:00 <休憩>
▼15:00~16:30
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3. 牛の乳房炎原因菌の薬剤感受性状況
加藤敏英(NOSAI 山形)
4. 牛の乳房炎の治療戦略
河合一洋(麻布大学)
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16:30~16:40 <休憩>
▼16:40~17:20
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シンポジウムⅡ 新効能および新規に開発された動物用抗菌剤
座長 片岡 康(日本獣医生命科学大学)
1. セフォベシン(新効能)
橋口 順子(ゾエティスジャパン株式会社)
2. オスルニア(新規)
演者未定(エランコジャパン株式会社)
17:20 閉会
3. 牛の乳房炎原因菌の薬剤感受性状況
4. 牛の乳房炎の治療戦略
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16:30~16:40 <休憩>
▼16:40~17:20
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シンポジウムII 新効能および新規に開発された動物用抗菌剤
1. セフォベシン(新効能)
橋口 順子(ゾエティスジャパン株式会社)
1. オスルニア(新規)
演者未定(エランコジャパン株式会社)
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17:20 閉会