動物用抗菌剤の基礎と応用。 薬剤耐性菌に関する研究調査、 知識及び技術の普及を目指して。

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トピックス

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第49回動物用抗菌剤研究会シンポジウムを開催します。

2023.03.13|シンポジウム
日時:4月22日(土)10:00~17:00
場所:日本獣医生命科学大学(対面開催)
参加費:3000円

*感染症状況に応じて、リモート開催になる場合があります。 事前参加登録なし、参加費は当日お支払い願います

10:00~10:30 2022年度 定期総会
10:40~ 開会・挨拶会長 浅井 鉄夫(岐阜大学)
10:45~12:00 特別講演講演 60 分、(討論15 分) 座長:浅井 鉄夫(岐阜 大学)
ワンヘルスアプローチによるWHO integrated global surveillance– 三輪車サーベイランス 菅井基行(国立感染症研究所)
12:00~13:00 <休憩>
13:00~16:30 シンポジウムⅠ
テーマ:「重要な薬剤耐性菌情報のアップデート」(講演 45分、討論 5分)
座長:川西 路子(動物医薬品検査所)、秋庭正人(酪農学園大学)
1. 医療現場の耐性菌の現状と課題 13:00~13:50
掛屋 弘(大阪公立大学大学院)
2. 日本の家畜関連型 methicillin resistant Staphylococcus aureus LA MRSA )の状況 13:50~14:40
佐々木貴正(帯広畜産大学)
14:40~14:50 <休憩>
3. 伴侶動物由来メチシリン耐性 Staphylococcus pseudintermedius の現状と人獣共通感染症の可能性
臼井優(酪農学園大学)
4. 食品由来薬剤耐性菌
下島優香子(東洋大学)
16:30~16:40 <休憩>
16:40~17:00 シンポジウムⅡ 効能追加された動物用抗菌性物質製剤
座長:片岡 康(日本獣医生命科学大学)
1. セフチオフル
米竹 和歌子(ゾエティス・ジャパン(株))
17:00 閉会

AMRアライアンス・ジャパン(日本医療政策機構)様よりセミナー「小動物臨床現場での感染症とその未来を考える―薬剤耐性の現状と対策・伴侶動物と新興感染症―」のお知らせ

2022.12.01|おしらせ
12月9日(金)19時より第109回HGPIセミナー「小動物臨床現場での感染症とその未来を考える―薬剤耐性の現状と対策・伴侶動物と新興感染症―」と題してオンラインセミナーを開催いたします。 近年、国内外を問わず薬剤耐性(AMR)・ワンヘルスに対する議論が進んでおります。 そこで今回はヒトに最も身近な動物であるペットに焦点を当てることで、 市民の立場から薬剤耐性とワンヘルスについて皆さまと改めて考える機会を設けました。 ぜひ皆さまの周りでご関心のお持ちの方にもご転送くださいませ。 詳細を下記の通りご案内申し上げます。 ————————— 会合名:第109回HGPIセミナー「小動物臨床現場での感染症とその未来を考える―薬剤耐性の現状と対策・伴侶動物と新興感染症―」 日時:12月9日(金)19時から20時15分 形式:Zoomウェビナー ご登壇者:村田 佳輝 氏 (むらた動物病院 院長/東京農工大学 農学部附属未来疫学研究センター 客員教授/獣医臨床感染症研究会 会長) 詳細:https://hgpi.org/events/hs109.html 趣旨:今回のHGPIセミナーでは村田 佳輝 氏をお迎えし、ヒトにとって最も身近な動物であるペットに焦点を当てながらAMR対策、ヒト分野を含む他分野との関わりや今後の展望についてご講演いただきます。村田氏は獣医師として日々の臨床業務に加えて、獣医臨床感染症研究会会長としてペットにおけるAMRの実態調査の実施や、獣医師向けとしては初となる抗菌薬使用の手引書である「愛玩動物における抗菌薬の慎重使用の手引き―2020―」の作成を行うなど、日本におけるペットのAMR対策を牽引されています。 これまでのご経験をお話いただき、AMRを地球規模の問題として捉え直しながらも、それぞれが身近な問題としてみんなで薬剤耐性菌を防ぐためのワンヘルス・アプローチに基づくアクションについても改めて考える機会としたいと思います。 ご登録はこちらから:https://us06web.zoom.us/webinar/register/1216697050445/WN_6Ub9kEJ_TtiGgq3Gy-ilRg —————————

2022年度 第12回家畜感染症学会シンポジウム・総会の開催のお知らせ

2022.05.09|シンポジウム
1.テーマ:家畜の腸内フローラを整える ~糞便微生物移植の可能性を探る~
2.日時:2022年6月11日(土) 10:00~17:30
3.会場:東北大学川内キャンパス(対面)およびWeb開催(リアルタイム配信)

4.大会長:北澤春樹(東北大学大学院農学研究科)
5.参加費:正会員、賛助会員:3,000円、非会員:5,000円、学生:無料
  • 事前登録および入金(締切:5月28日(土))が必要です。
  • 開催当日の申し込み、入金はできませんのでご注意ください。
6.企画
開会 北澤 春樹(東北大学大学院農学研究科)
基調講演 座長:野地 智法(東北大学)
腸内常在菌研究の「過去・現在・未来」  辨野 義己 (一般財団法人 辨野腸内フローラ研究所 理事長)
ランチョンセミナー
シンポジウム 座長:佐藤 洋(岩手大)、後藤 貴文(鹿児島大学)
1) ヒト難治性疾患に対する腸内細菌叢移植療法  石川 大 (順天堂大学医学部消化器内科学講座) 2) 子牛の難治性下痢症に対する糞便移植の有用性とその作用機序  野地 智法 (東北大学農学研究科機能形態学分野) 3) 鶏盲腸内容物培養飼料によるサルモネラの競合排除  今井 康雄 (全国農業協同組合連合会 家畜衛生研究所) 4) 総合討論
閉会 大塚 浩通(酪農学園大学)
2022年度 第12回家畜感染症学会シンポジウム・総会ご参加に関する留意事項

新型コロナウイルスの影響から、ご参加いただく皆様に留意事項がございます。

  1. 対面参加者数を先着100名様までと制限しております。
  2. 「対面とWebでの開催のハイブリッド開催」から、「Web開催のみ」へと変更される可能性があります。その判断は、5月21日(土)にHPでお知らせします。
  3. 参加登録は、5月28日(土)までに「事前登録」と「参加費の入金」が必要です。当日の受付は行いません。
お申し込みについて

具体的な留意事項は、以下のPDFファイル「2022年度 第12回家畜感染症学会シンポジウム・総会ご参加に関する留意事項」に掲載しておりますので、参加をご検討の皆様におかれましては、 必ず留意事項をお読みいただいたうえでお申し込みください。
留意事項をご理解いただいたうえで、2022年度第12回家畜感染症学会シンポジウム・総会に参加する場合は、こちらから事前登録を行ってください。

事前登録はこちらから
(締切:2022年5月28日)

動物用抗菌剤研究会 第48回シンポジウム

2022.03.23|シンポジウム
動物用抗菌剤研究会 第48回シンポジウムが下記の通り開催されます。
1.日時:2022年4月23日(土)10:00~17:20
2.方法:リモート開催
3.プログラム
10:00~10:30 2022年度 定期総会
10:40~ 開会・挨拶 会長 浅井 鉄夫(岐阜大学)
10:45~12:00 特別講演(志賀潔・秦佐八郎記念賞受賞講演) 座長:田村 豊(酪農学園大学名誉教授) 「日本における抗菌剤開発の源流を辿る:赤痢菌の発見とサルバルサンの創薬」 八木澤 守正(北里大学大村智記念研究所)
13:00~16:30 シンポジウムⅠ:テーマ「農場における抗菌剤の使用とそのリスク」 座長:秋庭 正人(農研機構・動物衛生研究部門) 1.(13:00)養豚場を対象とした抗菌剤使用量の評価システムPigINFO Bioと動物用要指示薬の電子指示書システムの構築 山根 逸郎(AgriINFO株式会社) 2.(13:40)抗菌剤の使用中止が薬剤耐性菌の分布に及ぼす影響 玉村 雪乃(農研機構・動物衛生研究部門) 3.(14:20)養豚場の汚水処理過程における抗菌剤や薬剤耐性菌の残存実態と動態について ○渡部 真文、グルゲ キールティ シリ (農研機構・動物衛生研究部門)
15:00~15:10 <10分休憩>
15:10~16:30  座長:川西 路子(動物医薬品検査所) 4.(15:10)牛マイコプラズマの薬剤耐性判別技術の開発 秦 英司(農研機構・動物衛生研究部門) 5.(15:50)慎重使用における薬剤感受性ディスクの活用に向けた取り組み 赤間 亮子(動物医薬品検査所)
16:30~16:40 <10分休憩>
16:40~17:20 シンポジウムⅡ:新規に承認された動物用抗菌剤 座長:片岡 康(日本獣医生命科学大学) 1.(16:40)チルジピロシン(ズプレボ®40注射液) 明石 恭子(MSDアニマルヘルス株式会社) 2.(17:00)(予定)アモキシシリン・クラブラン酸カリウム(クラバセプチン錠) 松川 有紀(ベトキノールジャパン株式会社)
17:20~ 閉会・挨拶

EUにおける新規動物薬規制と輸入畜産物に関する規制の導入

2021.12.06|おしらせ
 EUでは新規の動物薬規制2019/6を採択し、2022年1月末より適用を開始することになっています。この新規規制は動物薬の法的枠組みを刷新し、動物薬の技術革新の促進や入手性の向上、さらには薬剤耐性(AMR)への取り組み強化などを目的に、従前の法規から大幅な改定が行われます。とりわけ、抗菌性医薬品の製造販売承認の拒否事項、使用規制、並びにEUに輸入される動物由来製品への規制について大きな注目を集めています。具体的には以下の規定が盛り込まれています。
  • 承認については、成長促進目的の抗菌剤の承認、耐性リスクの高い抗菌剤や人用抗菌剤として使用制限のある抗菌剤の承認の禁止(37条)、
  • 使用については、抗菌剤の恒常的使用、不適切な飼養管理を補完する使用、成長促進目的の使用、予防目的の使用(一部例外を除く)の禁止(106条)、
  • EUに輸入される動物由来食品についても、その生産過程での抗菌性成長促進剤の使用、EU内で人体用に使用制限される抗菌剤の使用禁止(107条)
 上記の通り動物用抗菌剤の使用については、他国や国際的な動きよりも先行して厳しい規制が導入されることになりますが、人体用抗菌剤として使用が制限され、動物への承認や使用の制限を受ける抗菌剤、成長促進剤として規制を受ける抗菌剤のリストについてはこれから公開されることになっています。いずれにしても、これらの規制はEU圏内の抗菌剤の使用にとどまらず、EUへの輸出を予定する諸外国での家畜の生産段階への抗菌剤使用にも影響することとなり、その影響は世界各国に及ぶことから、世界的に大きな関心を集め、各国が当該規制導入について意見を述べている状況にあります。 引用:
  1. EUの新たな動物用医薬品規制に係る事業者説明会(令和3年11月2日)農林水産省 https://www.maff.go.jp/j/shokusan/export/attach/pdf/eu_amr-1.pdf
  2. 農林水産省:EUの新たな動物用医薬品規則への対応 https://www.maff.go.jp/j/shokusan/export/eu_amr.html
  1. EUにおける動物用医薬品規制 https://www.ema.europa.eu/en/veterinary-regulatory/overview/veterinary-medicines-regulation
  文責:福本一夫(エランコジャパン株式会社開発薬事部)

薬剤耐性対策推進月間(11月)について

2021.11.15|おしらせ
薬剤耐性菌による感染症の世界的な増加が懸念される中、我が国では、平成28年4月に「薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン」(以下「アクションプラン」という。)を策定し、人と動物などの関連分野が連携して対策を推進しています。アクションプランに基づき、毎年11月を「薬剤耐性対策推進月間」(以下「推進月間」という。)に位置付け、推進月間を中心に薬剤耐性に関する知識や理解を深めるための国民的な運動が展開されています。 https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/infection/activities/amr.html 推進月間には、関係各省庁が様々な取組を実施していますが、農林水産省では、愛玩動物分野では、飼い主の方向けに農林水産省公式Twitter(http://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/yakuzi/amr3pets.html)で情報発信を行うとともに薬剤耐性普及啓発イベントが開催されます。(https://onehealth-sympo2021.tsukurusu.com/)。イベントでは動物分野のみならず、医療分野や環境分野の取組事例の発表も予定されており、オンライン開催で、事前登録により参加が可能ですので、積極的な参加を検討ください。また、農林水産省では、今年度から抗菌剤に頼らない養豚生産の取組を紹介した優良事例動画や愛玩動物の飼い主向けのアニメーション動画を公開されています。 ◆抗菌剤に頼らない養豚生産の取組(優良事例動画) ※下記URLをクリック、又は二次元コードを読み取ってください。 http://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/yakuzi/youtonamr.html ◆愛玩動物(ペット)に使用する抗菌性物質について ※下記URLをクリック、又は二次元コードを読み取ってください。 http://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/yakuzi/amr3pets.html 是非、これらの動画をご覧頂くともに、本月間中の普及啓発活動に取組みの推進をよろしくお願い致します。 文責者:川西路子(農林水産省消費・安全局畜水産安全管理課課長補佐)

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